今週は嶋田が担当します。よろしくお願いします。
今回は、私の高校時代の恩師の話をします。物理学の先生(♂)で、現在は佐原に在住。趣味は硬式テニスとスキー。もう70歳を過ぎたお歳なのに、冬になると1人で苗場、蓼科、白馬などに1週間くらい泊まりがけでスキーに出掛けます。
私が学生時代の先生は、クラスにいじめがあると「そんなことをする生徒はこの高校の校風に合わない。即、退学処分とする。」とバシッと言ったり、一方で私達生徒数名が、昼休みになると先生の書斎(笑)である物理室に遊びに行くと、お湯を沸かしてラーメンを作ってくれたり、その辺にあるおせんべいやクッキーを食べろ食べろとふるまってくれたりしたものです。
私が高校を卒業してからも、先生から「佐原に遊びに来いよ」と度々声がかかり先生の自宅までよく遊びに行きました。先生は、鰻をご馳走してくれたり、筑波山までドライブに連れていってくれたりしました。そして帰りには必ず、先生が無農薬の畑で作ったご自慢の野菜をお土産に持たせてくれました。そうそう、畑の野菜と言えば「嶋田~、野菜がいっぱい取れたぞ。届けてやるよ。お前の家に遊びに行ってもいいか?」といきなり電話がかかってくることもよくあります。えーっ、先生が家に来る。掃除しなきゃ!。ところがどっこい、先生は私が掃除が終わらないうちに大きなジープに野菜を沢山積んで家に到着するのです。いつもそうだから困ったものです(笑)。
私はそんな明るい先生に学生時代からどんどん魅かれ、色々なことを相談してきました。
進路のことも、友人関係のことも、恋愛関係のことも。そんなある時、先生の方から「嶋田にうちのかみさんを頼みたい。俺、もうじき天国にいくかもしれない病気になっちまった。かみさんがいつも泣いている。かみさんを嶋田に頼みたいんだ、頼む。」先生も泣いていたし、私も泣きました。でも、先生にお世話になった分、先生を安心させてあげなきゃと思い、私は先生からの頼み事を引き受けることにしました。が、その頼み事を引き受けてからもう10年が経ちます。先生はまだお元気で、冬になると必ずスキーに出掛けていきます。勿論家に野菜も持って来てくれます。病気と共存し、いつも元気で明るく前向きな先生に私は益々魅かれています。
おわり(^_-)-☆。
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