11年前のこの日は、皆さんどうお過ごしでしたでしょうか。看護師の加藤紀子です。
自分は休職中で、自宅に一人でいました。飼っていた猫がビックリして2階のベランダから飛び降り、行方不明になって50日後にやせ細って帰ってきたのは、私事で。
世間ではもっと大変なことが起き、本当に自分に何ができるのか考えさせられる出来事でした。
ご縁があり、8年前から南三陸町に通うようになりました。復興ボランティアです。ボラと言いつつ、食べてばっかりですが(笑) 南三陸町は海も山もあって、学校で習ったリアス式海岸がそのまま、小さな入り江がたくさんあって、なんでも美味しいです。四季折々、一番好きな季節は3月~ワカメです(また食べ物)。ウニ、ホタテ、ほや、タコ、みんな美味しいです(あはは)。
漁業のお手伝いに行くと、船に乗せてもらったりもします。写真はワカメの養殖場です。南三陸に初めて行ったときに、メカブの下がワカメというのを知りました。
お手伝いはカッパで行います。朝、水揚げしたメカブとワカメを切り離し、メカブは削いで、ワカメは浜で茹でます。凄くいい緑色です。美味しそうな色。自然の恵み。その場でも食べちゃう(笑)
海がたくさんの物を飲み込んだけど、俺達は海で生きていく。と漁師のお父さんは言っていました。
そんな南三陸町にも、コロナで2年以上行けてないです。向こうで知り合った方々に会いたいなー
訪れる度に、道や建物がどんどん変わっていく街。あの日のことも、復興のことも、いろんなストーリーがあって、よそ者にだからこそ話せる話もあります。話してくれて、ありがたいです。
訪問看護も一緒で、皆さんのお宅に伺って色々な話をきかせてもらえて、ありがたいと思い日々お仕事させていただいてます。いつも、ありがとうございます。加藤